侍する の意味 | Babel Free
定義
身近に居て仕える。付き従って奉仕する。
intransitive, literary
例文
“古今の大哲人ソクラテスが、毒杯を仰いで、従容死に就かんとした時、多数の友人門弟らは、絶えずその側に侍して、師の臨終を悲しみながらも、またその人格の偉大なるに驚嘆していた。”
“『続古事談』に、奈良に説法をよくする僧綱が賊にあった話があるが、それにはその僧のことを房主と書いてある。房は室で、坊とは違う。僧侶名宛ての文書に、何々御房とか、何某御房御中などとあるのは、今の手紙に侍者とか、侍者御中とか書くのと同じことで、寺の一室におって住持たる高僧の左右に侍する低い地位の僧侶を指したものである。”
“落ちようとする月が一段明るくなった光の中を、清艶な容姿で、物思いをしながら出て行く源氏を見ては、虎も狼も泣かずにはいられないであろう。ましてこの人たちは源氏の少年時代から侍していたのであるから、言いようもなくこの別れを悲しく思ったのである。”
“その翌日午前十時、五十嵐老博士の逝去が発表せられた。博士夫人は同じ別荘の別室に病臥していたが、まだ高熱が去らず、歩行もむつかしい状態だったので、博士の臨終には看護婦の助けによって、辛うじて枕頭に侍することが出来たばかりであった。”