同字 の意味 | Babel Free
定義
- 字体が同一または互いに異体字の関係にあり、使い分けがない文字。特に漢字について言う。
- 詩歌における禁制の一つで、近接した句で同じ字を使うこと。
例文
“薬舗の碑を見るに、蘇甦丸とあり、同字をかさねて書きたる事、如何とあやしみ問ひければ答へてそせい丸といふ薬なりといへり、甦を生と心得て書けるなり”
“「𠮟」と「叱」は本来別字とされるが,その使用実態から見て,異体の関係にある同字と認めることができる。”
“一句中に同字を用ひるは差支なきも、一首中に句を別にして同字を重ね用ひるは、原則として厭むべきものとされてゐる。”
“『梅村載筆』に、義堂の詩三句ながら同字を蹈む事日本で始めなり、その詩は、〈馬頭角を生ずるはまた難きにあらず、山上に舟を遣るもまた難からず、難きはこれ難中の難一あり、夕陽門外人を待つこと難し〉。”